自己啓発マニアに告ぐ②

昨日、前回の「自己啓発マニアに告ぐ」を書いてから、ふと自分と似たような経験をした人間がいるんじゃないだろうか? と気になったので、ちょろっと「自己啓発 黒歴史」のような感じで検索エンジンにかけてみた。

するとなんとも他人事とは思えない記事がいくつも出てきた。

 

人間、それぞれ全く異なった環境で育っていても、結構似たような人間はどこにでもいるものだなと感じた。

しかも皮肉な事に、自分がそういう自己啓発マニアであった時は限りなく自分はオリジナリティーのある特別な人間だと思っていた。だからこそおれは前回の最後に「再会」したあいつの事をとことん信じた。おれの周りの中で特別な人間は、おれとあいつだけだ、といった具合に。

 

検索にかかった記事の中には「億万長者になれる」的な巨額のセミナーに通うためにローン地獄に陥っている人までもがいた。

自分はさすがにそういうのは無かったけれど、一歩間違えたらそういうのが実際に起こっていても全然おかしくない状態だった。

 

それらの人たちは共通して、学歴であったり収入など世間や他人に対して何らかのコンプレックスであったり将来に不安を抱えていたりしていた。

そして、こういってしまっては口は悪いが、みんな共通して知的レベルが低い、という印象を受けた。広い視野を持っているようで実は視野がとても狭いのである。

 

そんでなぜこんなに過剰な書き方をするかというと、もしこのブログを読んでくれた方の中に、現在自己啓発に心酔している人がいたならば、せめてもの助言として心の片隅に置いておいて欲しいからである。

 

おれは何も自己啓発のすべてを否定する訳ではない。

ひどくやる気の出ない時に読んでモチベーションを上げたりとか、心のサプリメントとしてたまに取り入れるくらいであれば全然構わないし、もちろん自己啓発とカテゴライズされる本の中にも人生一度は読んだ方がいいような素晴らしい本だって沢山あるだろう。

何よりも自己啓発を全否定しながら全く本自体を読まないっていう人もそれはそれでどうかとも思う。

 

おれが言いたいのは、他人の考えたモノに自分の全てを委ねてしまってはいけないという事だ。結局自分の幸福のモデルなんてどこにも存在しないし、幸福は自分で見つけて、自分でそれを捕まえるためにこつこつと頑張っていく他ない。幸福の応えはどこにもない。自分で築くしかないのだ。

たとえ一時的に上手くいったところでしばらくしたら必ず後悔する。

 

それが分からなければ、あなたよりも賢い悪い奴らにとことん利用されてしまうだろう。おれがかつてそうであったように。

 

先ほど自己啓発黒歴史を経験した人に共通する事として、世間や他人に対して何らかのコンプレックスであったり将来に不安を抱えていた、と述べたが、自己啓発にハマる理由はそこにある。それこそが自己啓発商法と呼ばれるものの実態なのだ。

人の弱みにつけこんで、そういった一時的に弱った人を食い物にする鬼畜ビジネスである。

 

また自己啓発にハマる人は、みんな共通して知的レベルが低い広い視野を持っているようで実は視野がとても狭い、と過激な事も敢えて述べたが、それは実の所、おれの本音ではない。

悩みすぎているせいで思考が疲弊していて、冷静な判断力が無くなっている状態になっているというのがおれの本音だ。

 

だから、今たとえもしあなたが今どんなにうまくいってなくても悲観しないで欲しい。

ちゃんとしっかりと冷静に考える事が出来れば必ず打開策は見つかる。

だから、おかしいと思った事はしっかりとおかしいと口にして言うべきだし、もうどうしようもなくなって逃げるしかないのであれば、逃げたっていいと思う。本を読んでて何かがおかしいと感じたらすぐ捨てるべきである。

 

啓発本を読むのに時間を遣うのであれば漫画MONSTERを全巻読んだ方が絶対に価値がある。(MONSTERは全体的に洗脳を扱った漫画だが、実際にこういう洗脳を扱った犯罪は90年代の日本にもあったらしい。専門家曰く洗脳する事自体はそんなに難しい事じゃないそうだ。怖っ)

 

たとえどんなに自分の考えに自信がなくても、自分の人生の選択を他人に委ねてはいけない。自分に自信がないからといって選択を放棄するのは卑怯者です。

それは、失敗した時に誰かのせいにする為の伏線に出来るから。自分にその気が無くても、失敗した時に誰かのせいにできてしまうから。

 

自信がないなら「これかな?」と思う答えが出るまで考え抜く事。それでも自信がなければ紙かなんかに書いてみる事。とにかく徹底的に考える事。

 

他人の頭で考えるのではなく、自分の頭で考えて、有益な時間を過ごしてください。