コンセプト

おれは好きな音楽がコロコロと変わる。

変わるといっても、昔好きだったものが嫌いになるとかそういうんじゃなくて、

好きな音楽がどんどん増えていくというのが正しい。

こうしている間にも度胆を抜かれるような音楽が生まれていっている。

 

「何が好きなの?」って質問よくされるけど、「その時による」というのが正しい。

ロックやエレクトロニカは好きだが、ずっと聴いていたらテクノとか聴きたくなる。ヒップホップだってジャズだって聴きたくなる。

カレーは好きだし毎日食えるが、たまにはラーメンや寿司、豆腐サラダとか、はたまた鳥と大根の煮付けとか食いたくなるのと同じような具合である。

 

そういう事もあって、いま(ずっと)自分は何を作ればいいか分からない時期に突入している。

といっても、おれは別にプロでもないし、多くの人間に求められている訳でもないので、思う存分好き勝手にやりゃあいい話なのだが、やはり作るからには楽しいだけではなくて、そこそこ自分が満足いくような出来に仕上げたいという気持ちが強い。

 

 しかし、リズムやベースライン、コードに関する知識、すなわち音の知識が乏しい為、作っても空回りしている感が否めない。

多分、ある程度の自分の中で的があったならば、そのルールの元に必要なものを揃えていけばいいが、おれの場合はその目的自体が定まっていないという点が最大の問題である。

 

やりたい事と言えば、過去に経験したあまりにも愚直かつストレートで捻りのなかったパンクバンドとロックバンドの経験の反省から、何かしら「外し」や「遊び心」を取り入れたものをやりたいという位。

 

とある人に創作とは引き算と言われた事があるが、うまいこというものだなと思った(今)。

 

あれもこれもしたいけれど、自分は器用でもなければ一人の人間なのですべてをやるには限界がある。何でも作ってますよ的な店のカレーよりおれは専門店のカレーを食いに行ってしまう。それも他の店で食えないような独特のカレーを。

 

改めてコンセプトって大事だなと思う。誰にでも何がやりたいのか明確に分かるような、そしてさらにいえばそんな中にも独自性のある自分にしか作れないようなものを作りたい。作るからには自信もってつくりたい。そして自信もって出来たものはちゃんと人に聴いてもらいたい。

 

いつかこれを読んでくれているあなたにも。