素晴らしき哉

散々他の人達が言っている事なので、今更おれが言う必要もないのだが、

90年代生まれ以降の若いバンドってセンスがいい。

 

しかも新しいミュージシャンが取り上げられる毎に、それまでの驚きをさらに上塗りされるような心地となる。ホント毎度期待裏切られない。

自分は80年代生まれのオッサンもオッサンなのだが、中高生の時にyoutubeやi tunesがある世代が時折羨ましくなる時がある。

 

今日もそんな感じで、最近結成されたらしいバンドのデビュー音源を聴いた。

勿論そのバンドの音楽もそれはそれはすばらしかった。

年齢は知らんが、多分彼等も90年代生まれだと思う。

 

だけど、それ以前に聴いた90年代生まれのミュージシャンを聴いて感じたような羨ましさは何故か感じなかった。

むしろ、そういう羨ましさが綺麗さっぱり無くなった。

 

何故だろう?

 

あまり自然とそういう気持ちに導かれたので、はっきりとした理由は定かでないし、妙に深層心理を追及しようとも思わんが、多分そういう気持ちになったのは、

 

彼等がこの2017年に奏でた音楽は、まさにおれが10年前の彼等くらいの歳の時にやりたかったけど(実力不足、またはメンバーを総括しきれなかった事から)、具現化出来なかった音楽の完成系だったからだと思う。

 

それがなぜ、若い世代への嫉妬が無くなるんだ? 逆じゃないのか? と言われたら確かにそうだと思うし、自分でもよく分からんが何故か無くなったとしか言いようがない。

 

でもひとつ言えるのは、彼等の音楽に、理屈抜きで価値観を変化させる何かがあったのだと思う。

いつしか妙に堅物になって、色々考えながら音楽を聴くようになったけれど、元々音楽聴きだした頃は、レジェンド達の音楽によって、理屈抜きでおれの価値観は更新されていった。

おれにとってのロックとは本来そういうものであって、それが全てである。

 

オッサンはオッサンなりに自分の生まれた時代に誇りを持って、前向きに、強気に生きながら、好きな音楽を作っていこうと思った。

 

誰かの価値感を動かしたいなんておこがましい事は思わんが、下や後ろを向いている人、あるいは目を閉じている人たちが、前に進めるキッカケになるような音楽を作れたら、それ以上に幸せな事はない。